フロントガラスの霜にお湯をかけてみたらどうなる?

ある寒い日の朝‥‥

今日は最低気温が0度を下回っています。そんな日は車のフロントガラスも寒さで霜が降りているでしょう。氷を解かすにはやっぱりお湯。すぐに家を出たいので、あっつあつに沸かした熱湯を用意。フロントガラスにかけました。

結果は…

フロントガラスにヒビが入り大惨事!

フロントガラスに熱湯をかけたらガラスにヒビが入ってしまいました。
実際はかけたお湯の温度にもよりますが、とても危険な行為です。
ではどうしてお湯をかけてはだめなのでしょうか。

ガラスは温度差に弱い!

ガラスは温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮する性質があります。また、熱が伝わる速度が遅く、熱を通しにくい性質も持っています。
例えばガラスのコップにお湯を入れると、お湯に接している内側の温度が上昇しガラスが膨張します。外側は熱が伝わりずらいため膨張しません。この変化でガラスのバランスが歪みコップは割れてしまいます。
車のフロントガラスも、同じように霜がおりるような寒い日に急にお湯をかけると、お湯に触れた外側のガラスのみ膨張しヒビがはいったり割れたりしてしまいます。更にフロントガラスはガラスが破損した際破片の飛び散りを防ぐため、3層構造(2枚のガラスとその間に挟まった柔らかい樹脂膜)で作られています。ガラスのコップなどよりも熱が伝わりずらいつくりになっているので注意が必要です。※日本では1987年に前面のガラスは合わせガラスを使う事が義務付けられました。

何℃のお湯で割れる?

では何℃くらいのお湯をかけたら割れてしまうのでしょうか。
ガラスの形状が変化するポイントは温度差です。ガラスの割れるリスクが高まる温度差は、一般的なガラスの場合「60℃」だと言われています。
霜はフロントガラスが0度以下に冷えて水蒸気が固体化して氷の結晶となっているので、ここに60度以上のお湯をかけると、0度以下から60度の温度差が起こり、ガラスが割れてしまいます。

60℃以下のお湯なら大丈夫?

極寒地でなければぬるま湯ならガラスが割れる危険度は下がります。
ただ、霜が融けたとしてもかけたお湯が新たな水の膜として、フロントガラスに張り付き凍ってしまう危険があります。フロントガラスの霜取りにはお湯を使わない方が良さそうです。

フロントガラスの霜をとる方法

フロントガラスの霜取りにお湯を使ってはいけない事は、おわかりいただけたかと思います。
では、霜取りはどうやって行えばよいのでしょうか。

1_デフロスタースイッチを入れる

デフロスタースイッチは、扇型に三本の波矢印がついているスイッチです。高温で除湿された風をフロントガラスに送風する機能で、結露したガラス面の水分を乾燥させて曇りを除去してくれます。
この方法の使用を推奨しているメーカーもありますが、完全に霜をとるには時間のかかる方法です。
また、高温の風をガラスにあてているので、ガラスに温度変化が生じ、お湯同様フロントガラスにヒビが入ってしまうことも。飛び石キズがある場合や、修理した事のあるフロントガラスは特に注意が必要です。

2_便利グッズを使う

便利な霜対策グッズは、値段も手ごろで使い勝手の良い商品がそろっています。作業時間が短縮されるうえ車にキズが付かないので、本格的に寒くなってくる前に用意しておくことをお勧めします。
ではここでオートウェーブがおすすめする霜対策グッズベスト3を紹介しましょう。

第3位

槌屋ヤック株式会社 アイスカッター ブルー 250円(税抜)
•ガラスの霜・氷をとるアイスカッターです。手が濡れにくいロンググリップの定番商品。車に1つ積んでおくといざという時に便利です。ガラスに汚れが付着していると擦った時にガラスにキズが付く事があるのでその点だけ注意しましょう。

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第2位

株式会社クレトム 凍結防止カバー(フロントガラス用) Sサイズ軽自動車用 1,560円(税抜)
•夜の内にカバーを付けておけばフロントガラス凍結を防ぐ事ができます。霜取り作業自体が不要になる便利なカバーです。この商品のポイントはドアミラーまでカバーできる事。外すだけで視界が確保できます。

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第1位

呉工業株式会社 アイス・オフ 420ml 280円(税抜)
•最も簡単に霜が取れるのが解氷剤。その定番商品が呉工業のアイス・オフです。解氷スプレーの主な成分はアルコール。アルコールは0℃でも凍らない為フロントガラスに吹き付けると凍結する温度が下がり、ガラスが凍らなくなります。通常吹き付けてから1分で霜が溶けてしまいます。アイスオフには特殊成分SPR-GLが配合されており、溶けた氷が再び凍結するのを防止します。また、フタの形状がギザギザになっていて、このフタで霜取りをする事もできる一石二鳥の便利グッズです。

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以上3点のお勧め商品をご紹介しました。

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解氷スプレーは自作できる?

解氷スプレーの主な成分はアルコール(エタノール・エチレングリコール)です。という事は自作できるのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
実際エタノールと水を混ぜてスプレーすると霜は溶けるので、解氷剤として代用が可能です。ご時勢柄手指の殺菌のため、消毒用アルコールを持っている方も多いかもしれません。ですが、消毒用アルコールはアルコールの濃度が低く凍結する温度があまり低くなりません。高濃度の無水エタノールを購入して制作したとしても、コストが高くなってしまいます。
また、プラスチック部分が変色したりワイパーゴムが劣化したという事例も。緊急の時以外は専用に作られた解氷スプレーを使う事をおすすめします。


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