COLUMN カーライフニュース

毎月10日は「交通安全の日」 2026年8月

それでは、今月の「交通安全クイズ」です。

問題

夏はバーベキューなど、お酒を飲む機会が増える季節です。
車でバーベキュー会場に行き、お酒を飲みました。バーベキューの帰り、あなたがとる最も適切な行動はどれでしょう。

正しい答えを、下記ABCの中からお選びください。

  • A. ビール1杯だけなので車を運転して帰る
  • B. 水をたくさん飲んで、休憩してから運転する
  • C. 運転代行を利用する、または飲酒していない人に運転を任せる

答えは一番下に記載致します。

 

2026年7月改正自動車運転死傷処罰法が施行

2026年7月21日、危険運転致死傷罪(自動車運転死傷処罰法)の法改正が施行されました。
今回の改正では、危険・悪質な自動車運転による死傷事犯について、事案の実態に即したより厳正な対処を可能とするため、客観的な判断基準が示されました。

① 飲酒運転の基準を明確化

これまでは、「アルコールの影響で正常な運転が困難な状態」であったかを、事故当時の状況などから総合的に判断していました。
今回の改正では、一定以上のアルコールが検出された場合の数値基準が設けられ、危険運転致死傷罪を適用する判断がしやすくなりました。
なお、この数値はあくまで判断の目安です。基準未満であっても、飲酒の影響により正常な運転が困難だったと認められれば、危険運転致死傷罪が適用される可能性があります。

〇数値基準を満たす高濃度のアルコールを身体に保有する状態
呼気中アルコール0.5mg/ℓ以上→一律に危険運転致死傷罪の対象

② 著しい速度超過の基準を明確化

これまでは、「進行を制御することが困難な高速度」と規定されていましたが、具体的な速度の目安は示されていませんでした。
今回の改正では、次のような速度超過が基準として示されました。

〇制限60km/h以下の道路(一般道):+50km以上
〇最高速度60km/h以上の道路(高速道路など):+60km以上

例えば、制限速度40km/hの道路で91km/h以上や、制限速度100km/hの高速道路で161km/h以上で重大事故を起こした場合は、危険運転致死傷罪が適用される可能性が高くなります。
これにより、極端な速度超過による重大事故について、危険運転致死傷罪が適用される基準がより明確になりました。

③ ドリフト走行など危険運転の対象を拡大

今回の改正では、故意にタイヤを滑らせるドリフト走行や、タイヤを浮かせるような走行など、車両の制御が困難となる危険な運転が新たに危険運転致死傷罪の対象となりました。
近年、SNSへの投稿を目的とした危険なパフォーマンス走行などが問題となっていますが、こうした悪質な運転による重大事故にも、より厳しく対応できるようになります。

今回の改正で、飲酒運転や著しい速度超過、ドリフト走行などの危険な運転による重大事故に対し、危険運転致死傷罪の適用基準がより明確になりました。
安全・安心なカーライフを送るためにも、今回の法改正を機に、あらためて交通ルールを守り、安全運転を心がけましょう。

 

クイズの答え

車でバーベキュー会場に行き、お酒を飲みました。バーベキューの帰り、あなたがとる最も適切な行動はどれでしょう。
正解は、C. 運転代行を利用する、または飲酒していない人に運転を任せる でした。

「少ししか飲んでいないから大丈夫」「少し休んだから運転できるだろう」と考えてしまう方もいるかもしれません。しかし、アルコールは時間が経ったからといって、すぐに体から抜けるものではありません。
では実際に、アルコールが体内から抜けるまでにはどのくらい時間がかかるのでしょうか?

 

アルコールが分解される時間の目安について

一般的な目安として、1時間に分解できる純アルコール量は次のように計算できます。
体重(kg)×0.1=1時間に分解できる純アルコール量(g)

例えば、体重60kgの人の場合は、60kg × 0.1 = 6g、となり、1時間に約6gの純アルコールを分解できる計算になります。

純アルコール量は、次の計算式で求めることができます。
お酒の量(ml)×アルコール度数÷100×0.8=純アルコール量(g)

例えば、缶ビール350ml(アルコール5%)の場合は、350ml × 0.05 × 0.8 = 14gとなり、350mlの缶ビール1缶の純アルコール量は約14gです。

先ほどの計算をもとにすると、
14g ÷ 6g = 約2.3時間となり、

体重60kgの人が350mlの缶ビール1本を飲んだ場合、アルコールを分解するまでに約2~3時間かかる目安になります。

 

アルコールが完全に抜けるまでは、運転を控えるようにしましょう。

※本記事は参考情報の提供を目的としております。内容の利用に関する責任は負いかねます。

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