COLUMN カーライフニュース

毎月10日は「交通安全の日」 2025年12月

それでは、今月の「交通安全クイズ」です。

問題1

忘年会など12月は飲酒の機会も増える時期です。酒酔い運転の罰則は、5年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金ですが、その運転者に車両を提供した人の罰則は?
正しい罰則を、下記ABCの中からお選びください。

  • A.5年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金
  • B.3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金
  • C.2年以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金

答えは一番下に記載致します。

問題2

写真の道路標識に記されている、「30」とはどのような意味でしょうか?
正しい意味をA.B.からお選びください。

  • A.最高速度が30km/hに規制されている区域
  • B.ここから30mは特に運転に注意する区間

答えは一番下に記載致します。

 

交通事故が最も多い月は「12月」

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)道路交通に関する統計(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00130002)

なぜ12月に交通事故が多く発生するのでしょうか?

12月は年間で最も日没が早く、16時台には暗さを感じ始めます。この「薄暮時間帯」は交通事故が特に増える時間帯として知られており、歩行者・自転車がドライバーから視認されにくくなります。 早めのライト点灯、スピード控えめが事故防止のポイントです。

12月に入ると全国的に気温が下がり、路面のコンディションが悪化しやすくなります。特に朝晩の冷え込みで発生する路面凍結は、見た目では判断しにくく、油断してスピードを出してしまうと簡単にスリップを招きます。 冬用タイヤの装着、車間距離の確保、急ブレーキなどの急操作の禁止が必須です。

仕事の追い込み、年末年始の準備、買い物、帰省など、12月は一年で最も慌ただしい時期です。急いでの無理な運転や注意力の低下、渋滞によるストレスなどが重なり、運転者の心理状況に変化が生じます。そんな時は、時間に余裕をもって事故の予防を心がけましょう。

 

クイズの答え

◆問題1

問題1。酒酔い運転の運転者へ車両を提供した人の罰則の答えは、A.「5年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金」でした。
お酒を飲んでいる人に車を貸した人は、運転者と同じ罰則となります。車を貸しただけでは済まされません。

飲酒運転の罰則

※運転者には罰則の他、行政処分も課せられます。詳しくは警視庁ホームページをご覧ください。

出典:警察庁ホームページ(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/insyu/info.html)より

◆問題2

問題2。道路標示の「30」の意味の答えは、A. 最高速度が30km/hに規制されている区域でした。

ゾーン30とは

ゾーン30は、区域(ゾーン)の生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策の一つです。
時速30キロの速度規制や、その他安全対策を組み合わせ、クルマの走行速度や通り抜けを抑制します。

出典:千葉県警察ホームページ(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/doro/zone30/about_zone30.html)より抜粋

なぜ30キロ規制なのですか?

グラフのとおり、自動車と歩行者が衝突した場合、自動車の速度が時速30キロを超えると、歩行者の致死率が急激に上昇します。このため生活道路を走行する自動車の速度を時速30キロ以下に抑制することとしたものです。
※平成17年から21年中に幅員5.5メートル未満の単路で発生した人対車両事故の分析による。致死率とは、死傷者数に対する死者数の割合をいう。

出典:千葉県警察ホームページ(https://www.police.pref.chiba.jp/kotsukiseika/traffic-safety_defend-08.html)より抜粋

※本記事は参考情報の提供を目的としております。内容の利用に関する責任は負いかねます。

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