COLUMN カーライフニュース

2015.3.20

愛車に合ったタイヤ選び

その1 アジアタイヤ

コストパフォーマンスを重視するなら!

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韓国や中国、台湾、インドネシアなどで作られているタイヤをアジアタイヤと言います。アジア製のタイヤのメリットは、なんといってもコストパフォーマンスのよさ。たとえば、グッドライドという、世界で11位(※)の中国のタイヤメーカーなどは性能は新車でついてくるベーシックタイヤと比べても遜色なく、価格は日本のミニバン専用タイヤの1/4ほど。コストパフォーマンス重視の方におすすめしています。

※アメリカの専門誌「ラバー&プラスチックニュース」9月5日号掲載の
2010年度ランキングより抜粋

その2 低燃費タイヤ

タイヤで燃費をよくしたい!

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最近人気の低燃費タイヤ。ゴムにガラス系のシリカを混ぜ込み、転がり抵抗を抑えながらグリップ力を向上させたり、あるいはタイヤのサイドの肉厚をそぐことでゴムにたまる熱を放射させグリップ力を維持するなど、各メーカーのさまざまな工夫が凝縮されています。

■よりクルマのキャラクターにあったタイヤもあります!

※実際の使用環境や、車種・年式等により異なります。

ミニバンには左右非対称タイヤ

ミニバンのように車高の高い車は、回ろうとするとタイヤの外側に負担がかかります。そこで生まれたのが外側と内側のデザインを変えた左右非対称デザインのタイヤです。外側を荒めの溝に、内側を細かい溝にすることで外側の減りを抑えることができ、曲がるときにもふんばりがきく設計となっています。別名ミニバン専用タイヤとも言われます。

スポーツカーにはスポーツタイヤ

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車本来の性能を引き出すことに徹したタイヤ。グリップ力では圧倒的な性能を誇ります。高いグリップ力によってブレーキの性能もしっかりでるので、曲がるとき、止まるときの安心感は絶大ですが、路面を蹴飛ばすときの設置面を作るために溝ひとつひとつが大きく作られておりその分大きな走行音がします。また、溝の減りが早いのが特徴です。

SUV/4WD/RVには4×4タイヤ

SUV/4WD/RVのような、自然のなかで走る車のためにあるのが、オールシーズンタイヤです。多少の雪道やぬかるみを走れるよう溝が高く、ごつごつした作りになっています。街中を走る分には問題ありませんが、走行音は高め。街乗り中心で使う場合のためにオンロード用のタイヤも出ています。

パンクも怖くない!ランフラットタイヤ

パンクしてもしばらく走れるよう設計されたタイヤ。低燃費タイヤとは逆にタイヤのサイドを厚くすることで、空気圧がゼロになったとしても80〜100kmほど走れます(※)。空気圧をモニタリングする設備が必要なため、現時点ではBMWや身障者用車両など特定の車種のみに限定されます。

※メーカーが行った条件下での実験結果による目安の距離であり、様々な走行条件に照らし合わせたものではありません。
パンクが確認された場合、すみやかにお近くの修理工場やカー用品店などでチェック・修理・交換などを行ってください。

■タイヤ選びのコツ

クルマの乗り方

街乗りには左右非対称デザインのタイヤを!

タイヤを選ぶ際にご自身の乗り方が「街乗り中心か」「高速道路走行が多いか」を検証してみましょう。街乗りはタイヤの消耗が激しいため左右非対称デザインのタイヤがおすすめ。高速道路走行が多い場合は低燃費タイヤが向いています。

国産車か海外車か

欧州車にはタイヤも欧州産を。

国産車と輸入車では道路環境が異なります。とくに欧州車は速度無制限のアウトバーンに対応し、小さな車でも200kmや300kmで走れるよう足回りや乗り心地がしっかりして硬めなタイヤがつけられています。欧州車のよさを味わうならタイヤも欧州産で。

溝の太さ

ゲリラ豪雨対策には溝の太さがポイント!

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タイヤはストレートグルーブという直線の溝が施されており、この溝が太いと排水性がよくなります。ゲリラ豪雨の多い昨今、指一本入るくらいの太さの溝が何本あるかは重要。雨の日にスピードを出すと車が浮く「ハイドロプレーニング現象」の軽減にもつながります。

2分割か多分割か

多分割のタイヤはバランスが良い!

タイヤを選ばれるときは店頭でタイヤを立ててみましょう。置くとフラフラして倒れるものはたいやきのように2分割で作られているタイプ。よく見ると接地面の真ん中に接合線が入っています。一方、価格が若干高めなタイヤはバランスよく立ちます。これは64分割ほどのゴムをひとつにしたタイプ。加速時やブレーキを踏んだとき、2分割のタイヤはぶるぶる震えますが多分割のタイヤはブレにくいのが特徴です。

■タイヤ長持ちの秘訣

月に一度が目安!空気圧チェック

こまめな点検がタイヤの寿命を伸ばします

自転車のタイヤの空気が抜けるとペダルは重くなりますよね? 車のタイヤも空気が抜けているとそれと同じようにハンドル操作は重くなり、燃費も悪くなります。またブレーキの利きが悪くなり、曲がるときも1テンポ遅れるなど危険回避の面でも問題が発生してきます。空気圧は1ヶ月に1回を目安にチェックしましょう。オートウェーブでは無料で空気圧のチェックもおこなっています。

軽自動車やミニバンならローテーション

前輪と後輪を入れ替えるローテーション

軽自動車やミニバンは5000kmに一回くらい前輪と後輪を入れ替える「ローテーション」を行いましょう。車重にもよりますが、4回のローテーションでおよそ3〜4万kmは持つでしょう。逆に、行わないと半分の走行距離しか持たないこともありますのでお気をつけください。当店でタイヤ4本セットをご購入いただいたお客様にはローテーションを永年無料で実施させていただいておりますので、ご利用ください。

長距離ドライブの前にメンテナンスを

JAFの出動件数トップはタイヤのトラブル!

たまに高速道路でゴムの破片が散らばっているのを見かけたことはありませんか? ひび割れや空気圧不足、路面温度の上昇などの要因が重なると、釘などの異物はささりやすくなりバーストを招きやすくなります。実際にお盆やゴールデンウィークの高速道路でのJAFの出動件数の原因のトップはタイヤによるもの。長時間の運転をする前はメンテナンスをおすすめします。

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