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2023.3.22

当社最年長70歳ピットスタッフ【島根 満】 この年齢でもタイヤピットを続ける事が出来る理由

宮野木店タイヤピット 島根満

  • 1997年10月入社
    2023年4月で70歳を迎える当社最年長タイヤピットスタッフ

 

 
 

タイヤ交換一筋25年、技術に不安はないが、体力的には不安が出てくる年齢。なぜ働き続ける事が出来るのか?

 
高齢でも働き続けることが出来る労働環境作りへの取り組み

整備工場は常に外気が入るため、夏は暑く、冬は寒い厳しい環境です。閉め切られた環境ではない為、エアコンを使用しても全体を適温の保つことは難しい空間です。そのため、当社ではエアコンから数本のダクトを経由して、各作業者に直接、冷風・温風を届ける事が出来る空調設備を導入しました。

 

近年、猛暑日が増えており、熱中症のリスクも高まっています。当社では作業スタッフ全員に、ファン付きベストとアイスベストを支給しています。ファン付きベストは内部に風を送ることで、汗を蒸発させ温度を下げる効果があります。アイスベストは、背中、両脇のポケットに保冷剤を入れて着用することで、身体を静脈から冷やし体温を下げる事で、熱中症対策に効果的です。

 

タイヤ交換は想像以上に重労働です。タイヤとホイールセット1本の重さは、小さいサイズでも10kg以上、大きいサイズになると20kg以上の重さになります。近年人気の高いSUV用では、27kgあるタイヤもあります。1日に何本ものタイヤを外し、取り付ける作業は、腰へ大きな負担が掛かります。そこで、当社では腰への負担の軽減、怪我の防止の為に、作業服の上から着用できる、アシストスーツの導入をすすめています。

 
 
 
空調設備やアシストスーツの導入など、島根さんはどのように感じていますか?

以前は、1日に何台タイヤ交換をしても、身体に不安を感じる事はありませんでした。しかし、この年齢になると体力的には徐々にきつくなり、とくに夏の暑い日は極端に体力を消耗します。エアコンの導入や、ファン付きベスト、アイスベストの支給がある前は、作業による疲れだけでなく、暑さにより疲れが増している感覚でしたが、整備工場内の空調が整い、暑さ対策品も充実したことで、体力的にだいぶ楽になりました。

また、年齢とともに怪我をしないように身体を気遣いながら作業する事も多くなってきました。最近はSUVやミニバンが増え、以前よりもタイヤサイズが大きくなり、重たくなったと感じてます。重いタイヤは腰への負担も大きいので、とくに注意しながら作業をしています。アシストスーツを着用すると、腰の負担が軽減されるので不安なく作業をする事が出来ます。

 
今後の事はどのようにお考えですか? 
 
実は、以前は70歳で定年してゆっくり過ごそうかと考えていました。しかし、息子が経営している飲食店がコロナ過で厳しい状況なので、少しでも援助するためにも働き続けたいと思っています。この年齢になっても働きやすい環境を用意してくれる会社には、本当に感謝しています。
 
 
 

■趣味:家庭菜園
自宅の近くに借りた畑で季節の野菜を栽培。玉ねぎが有名な白子町に種を買いに行くほどのこだわり。
■好きな食べ物:煮込み
アラ煮・モツ煮は自分で料理する
■嫌いな食べ物:いくら
ブチュっとした食感が苦手

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