一時停止の基準とは?


 

一時停止の基準とは?

主な道路交通方違反の中でも、最も取締り件数の多い「一時停止違反」。
よく目にする事のある違反ですが、違反の認識がドライバーによって違っていたり、曖昧になっていたりしないでしょうか?
一時停止は車を3秒停止させる事、とよく言われますが、実は秒数の規定はありません。
一時停止の基準は2つ。1_停止線の直前に止まる事、2_タイヤが完全に停止している事です。
この事を踏まえて、問題を見ていきたいと思います。

■第1問■一時停止する際の正しい停止位置はどれ?

ここで問題です。一時停止違反の取締り基準の1つ目は、停止位置。一時停止する際の車の停止位置として、違反の対象とならない例をABCの中から選んでください。

■第2問■一時停止する際の正しいタイヤの状態はどれ?

一時停止違反の取締り基準の2つ目はタイヤの停止状態。警察が車が停止した、と判断するタイヤの状態はどれでしょうか。ABCの中から選んでください。

●第1問の正解はB

早速答え合わせに移ります。第1問の正解はBです。
Aは、タイヤは停止線の前で止まっているものの、フロントバンパーが停止線を越えているため、取締りの対象となります。
Bは、タイヤもフロントも停止線の直前で止まっており、正しい停止位置となっています。
Cを選んだ方もある意味では正解です。Cは、フロントバンパーが停止線を越えていますが、よく見ると標識がありません。この場合法的な規制はないので一時停止違反にはなりません。ただ、安全のためには停止線の前で止まるのが正解です。

Cは例外となりますが、標識があってもなくても安全の基準として、
一時停止の位置は、車両の先端が停止線より手前である事と覚えてください。

●第2問の正解はC

第2問の正解はもちろんCです。
AとBは、ドライバーの主観となり、安全が確認できているとは言えないので、違反対象となります。
Cの、タイヤの回転が完全に停止している状態が、停止とみなされます。その秒数に規定はありませんが、安全の確認をする時間として、3秒の停止を推奨しています。

一時停止違反による、違反点数・反則金は?

一時停止違反による罰金点数は2点、反則金は普通車で7,000円、踏切での違反の場合は9,000円となっています。

一時停止場所で安全に走行するために

オートウェーブがおすすめする一時停止時の安全確認は「右を見て、左を見て、また右を見て」
これを首を振りながら行うと3秒かかるため、タイヤは完全に停止します。停止している時間を気にせず、安全も確認できる方法です。左右目視だけで確認してしまわないようご注意ください。

一時停止の基準は、一時停止場所で安全に運転するための基準でもあります。
①車両の先端が停止線より手前になるように止まる
②タイヤの回転を完全に停止させる(3秒推奨)
この2つの基準を守って安全運転を心がけましょう。

一時停止標識のトリビア

車で国境を行き来する多くの国は、標識を統一しないと交通安全に支障がでるため、国際連合道路標識を採用しています。一方、日本は他国と接続する道路を持たない島国なので、日本独自のデザインが生まれました。

欧米など国際的に「止まれ」の一時停止の標識は八角形が主流です。日本の一時停止標識は、占領下から1962年まで使われていた八角形のものから逆三角形に代わって以来、逆三角形の標識が採用されています。形が国際標準とかなり違う上、日本語表記のみ。そのため、日本に来た外国人が標識の意味がわからず事故が起きる危険性がありました。
そこでオリンピックや外国人観光客に対応するため、2017年以降、この「止まれ」の標識に「STOP」の英語表記を追加。首都圏や外国人が多く訪れる場所を優先に交換が始まっています。
全国170万本の「止まれ」の標識が交換し終わるのは2027年頃の予定。あなたの身近にある止まれの標識はどちらのデザインでしょうか?標識の場所、見通しの悪い交差点などをあらためて確認しながらチェックしてみてください。


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