COLUMN カーライフニュース
2015.3.25
ホイールの選び方
軽さや強度、サイズや意匠の面でのマッチングなどを考慮し、満足のいくものを見つけてみましょう。
デザインの種類はいろいろあるの?
基本となるデザインは4種類
おもに以下の4種類あり、それらを組み合わせて様々なデザインのものが出ています。
色は白や黒、メタリックのほか、メーカーによって黄色や赤、青など各種そろえていたり、カラーやコンビネーションを指定できるものもあります。
クルマのデザインに合わせてお好みでお選びいただけます。
1 スポークタイプ
ホイールの中央部からリム径に向かって、放射状にスポークが伸びたスポーティーなデザインのもの。
軽量で放熱性がよく、冷却性にすぐれているのが特徴。
スポークが少ないほど軽量になりますが、耐久性は悪くなります。
2 フィン
スポークタイプの一種で、スポークを細くし、増やしたもの。
ラグジュアリー感が出ます。
3 メッシュ
網目状のデザイン。
網目が細かくなるほど高級感や繊細な印象となり、粗いメッシュだと力強い印象になります。
スポークタイプより剛性があります。
4 ディッシュ
皿状のデザイン。剛性にすぐれ、空気抵抗は少なくなります。
重量があるため、燃費はあまりよくありません。
ホイールを選ぶにはどうすれば?
愛車のホイールサイズを確認しましょう
まずは乗っているクルマの純正サイズを確認。
ホイールサイズは、クルマの取扱説明書に記載されているほか、店頭でスタッフにお伝えいただければ、お探しすることができます。
ホイールサイズの見方は下記を参考にしてください。
1 リム径
ホイールの直径(タイヤが組み込まれる部分)をインチサイズで表します。
2 リム幅
ホイールの幅(フランジを含まない)をインチサイズで表します。
3 フランジ形状
網目状のデザイン。
ホイールにタイヤがはまる部分。J、JJ、B、Kなどと表されます。
4 ボルト(穴)数
タイヤを止めているナットやボルトの穴数。
5 P.C.D
ボルト穴の配列の直径。ミリサイズで表されます。
6 インセット
リム幅の中心線から車体側の取り付け面までの長さを表します。
取り付け面がホイールの中心より外側にある場合をインセット(+)、内側に入る場合をアウトセット(−)、中心にあるものをゼロセット(0)と呼びます。
鍛造や鋳造って何ですか?
ホイールの製造方法による違いです
アルミホイールの大半は鋳造ホイール。溶かしたアルミ合金を鋳型に流し入れ、成型するため、デザインの自由度が高く、大量生産できるため低コストです。
一方、鍛造はアルミ素材を高圧をかけてプレスする方法。高強度で軽量な仕上がりになります。
鍛造と鋳造を組み合わせたホイールもあり、コストパフォーマンスの面でもおすすめです。
外した冬タイヤにもホイールをつけたほうがいいの?
タイヤとホイールはセットで保管するのが基本
タイヤはホイールを何度も付け替えると、損傷しやすくなるため、できればタイヤとホイールはセットで保管するのがおすすめ。
ホイールを装着しておくことでタイヤの履き替え時間が短縮され、作業料金のコストダウンにもつながります。
社外ホイールを購入後、純正ホイールにスタッドレスタイヤをはかせておく方もいます。
ホイール交換にかかるお値段は?
タイヤとホイールで100,000円〜150,000円ほどが平均的
ホイールは安いもので1本5,000円くらいから、高いもので1本200,000円以上のものがあったりさまざまですが、タイヤとホイールで100,000円〜150,000円ほどが平均的。
オートウェーブではタイヤ交換と同じ値段で1本あたり1,575円で作業を承っております。
作業時間は、混み具合や交換するホイールなどによっても前後しますが、大体20 分~ 1 時間ほど(4 本交換) かかります。
最近流行のホイールデザインとは?
コンケーブというタイプが人気
とくにプリウスのホイールは品揃えが豊富なので、お好みのものをお選びいただけます。
鍛造ホイールで軽量化を追求するなら、国内では老舗のBBSやRAYSといったメーカーがあります。
ハイブリッドカーにおすすめのホイールはありますか?
軽量化を追求するなら鍛造ホイールを
中心部にかけてくぼんだ形状をしたデザインの総称。立体感があり、スポーティーな印象になります。
また、カラーはスポーク側面がブラックで表面が磨いてある「ブラックポリッシュ」や「マットブラック」、リム部をアルマイト加工したものが人気です。
ランフラットタイヤ用のホイールもあるの?
専用のホイールがあります
ランフラットタイヤはパンクしてもしばらく走れるよう設計されたタイヤのため、専用に設計された密着度の高いホイールを組み込むことが奨励されています。
ホイールの周辺アクセサリーにはどんなものがあるの?
1 ホイールナット
車体にホイールを止める役割をしています。
一般的にはシルバーのものが多くありますが、ブルーやレッド、 ゴールドなどのナットも市販されており、ホイールに合わせて ドレスアップする役割もあります。
2 ウェイト
回転時の重心バランスをよくするためのおもりの役割をするもの。
シルバーが一般的ですが、黒いホイールに付けても目立たないブラックタイプもあります。
3 センターキャップ
ホイール中央に取り付けるキャップです。
市販ホイールには付いてこない場合もあり、 お客様の任意で購入して取り付ける場合があります。
同じホイールでも色違いのキャップが選べたりするのも特徴です。
ホイール盗難を予防するなら?
盗難防止機能のついたロックナットをどうぞ
頂部に複雑なキーパターンを彫り込んだナット。専用の工具が必要となるので、ホイールを外せなくし、盗難を防ぎます。
ナットは別に買わないといけないの?
別で購入する場合がほとんどです。
純正ホイールについているナットはそのホイールに合わせて作られているので、交換したホイールに装着できない場合がほとんど。
また、ホイールによって専用のナットが付属品としてついてくるケースもありますが、ほとんどの場合はついていないため、ホイールに合わせて購入する必要があります。
さまざまな色や材質のものがありますので、さし色として変化をつけることもできます。
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