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【タイヤの豆知識】|低燃費タイヤをご存知ですか?

低燃費タイヤをご存じですか?

 「低燃費タイヤ」という言葉ご存知ですか?車の利用されている方は、一度ぐらい耳にされたことがあると思います。では、低燃費タイヤの内容や条件はご存知でしょうか?日本能率協会総合研究所のアンケートによると、「内容・条件を知っている」と答えた方は約5%しかいないそうです。一番多い回答は「名前のみ知っている」と答えた方で57%と、半数以上の方が名前だけ知っているという結果が出ています。

低燃費タイヤの定義


 低燃費タイヤの定義は、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のタイヤラベリング制度において、転がり抵抗係数が「A」以上、ウェットグリップ性能が「d」以上のタイヤが【低燃費タイヤ】と認定されます。低燃費タイヤには、上記ラベルの一番左部分に表示されている低燃費タイヤマークがつきます。例えば転がり抵抗が「B」だった場合には、この低燃費タイヤマークがつきません。

■転がり抵抗とは?■
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 車は走る、曲がる、止まるといった基本的な動作を行うために、タイヤと路面で起こる摩擦力を利用しています。しかし、この摩擦は走行抵抗のひとつである「転がり抵抗」となり、抵抗係数が高くなると燃費悪化の原因となります。この転がり抵抗が低いと良く路面を転がるので、同じ燃料の量でも遠くまで走ることができます。

■転がり抵抗が少ないと車が止まらないのでは?■
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 確かに、転がり抵抗の低減を追求するとタイヤのグリップ力は低下します。タイヤメーカーはこの相反する2つの性能を、様々の技術を使用し工夫することで、燃費性能を向上させながら、高いグリップ力を確保できるように開発を行っています。

 タイヤ公正取引委員会のデータによると、一般市街地走行においてタイヤ燃費寄与率は7~10%となっています。タイヤの燃費への寄与率を10%と仮定した場合に、転がり抵抗を20%低減したとすれば、自動車の燃費は2%向上することとなるそうです。

 最近の車は新車時に低燃費タイヤが多く装着されています。タイヤ交換の際には同じ低燃費タイヤでの交換をオススメ致します。オートウェーブでは、各メーカーの低燃費タイヤ取扱っております。是非ご相談くださいませ。

※参考資料:【タイヤ公正取引協議会】ホームページ_低燃費タイヤラベリング情報より
※参考資料:【日本能率協会総合研究所】ホームページ_低燃費タイヤに関する調査より

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