COLUMN カーライフニュース
2015.3.19
タイヤの寿命と劣化・タイヤ交換時期〜ひび割れと溝に注目
車のタイヤにはひび割れを防ぐ「ひび割れ劣化剤」という油分が入っています。年数が経つと、それがどんどん抜けていくため、タイヤは自然と劣化していきます。
輪ゴムも使いはじめは弾力性がありますが、放置しておくと硬化して伸びなくなりますよね?
ゴムは年数で劣化するんです。
適性交換時期は4年前後が目安です!あなたは大丈夫ですか?
タイヤ交換の目安は溝の減り方
車のタイヤ交換の目安としてよくあげられるのは溝がすり減っているかどうか。
でも、たとえ走行距離が0kmであったとしても、タイヤは3〜4年経つとゴムが劣化しひび割れが見られるようになります。タイヤのバーストを招かないよう最低でも4年前後を目安に交換しましょう。
街乗りの方が劣化が早いこともあるので注意が必要!
STOP&GOが多い都市部の方は定期的なタイヤチェックがおすすめ
タイヤは車が曲がる回数が多いほど減るもの。一見、走行距離の長いほうが劣化が早いように思えますが、高速道路などではタイヤは4本ともまっすぐな状態で走っているだけなので変な減り方はしません。それよりも車庫入れでハンドルをぐるぐる切っているほうがタイヤは消耗するのです。とくに都市部では信号でSTOP&GOも多く、タイヤの使われ方は過酷。買い物など街乗り中心に使っている方は、タイヤの劣化にご注意ください。
車種によって劣化は早まります
ミニバンや軽自動車は前輪が劣化しやすい?
セダンの場合、前後の重量バランスはおよそ5:5なのでタイヤは均等に劣化しますが、最近の軽自動車やハイブリッドカーはエンジンもモーターも前側。1tや2tの重量のうち7:3の割合で頭ばかりが重く、走るときも止まるときも前のタイヤを使うので、熱負担で前輪の劣化が早まります。メンテナンスをしていないと1年か2年でダメになってしまう場合も。
ミニバンや軽自動車にお乗りの方は前輪の劣化に注意が必要です。
■それではタイヤをチェックしてみましょう!
その1 製造年をチェック
タイヤの横には世界各国共通で製造年週が刻印されています。4桁から6桁の数字で、下2桁が製造年。その二つ前の数字が製造年週です。たとえば1912なら2012年の19週目。つまり、5月くらいのタイヤということがわかります。
タイヤの横には世界各国共通で製造年週が刻印されています。4桁から6桁の数字で、下2桁が製造年。その二つ前の数字が製造年週です。たとえば1912なら2012年の19週目。つまり、5月くらいのタイヤということがわかります。
その2 ひび割れやキズ、亀裂をチェック
タイヤのサイドを見てみましょう。しわが寄っていませんか? 溝と溝の間がひび割れていませんか? 夏場、路面の温度が高くなってくるとひび割れしてきたところから亀裂となり、運が悪いとタイヤ自体がバーストしてしまうこともあるので気をつけましょう。
その3 溝の減り具合をチェック
タイヤの使用限度は法律の規定では残り溝1.6mmですが、性能が急激に落ちてくるラインは3.2mm。これを超えると車本来の性能を引き出しづらくなります。とくに高速走行時、ウエットな路面でのブレーキ性能が極端に落ちるので3.2mmくらいを交換時期の目安にしましょう。
タイヤの使用限度は法律の規定では残り溝1.6mmですが、性能が急激に落ちてくるラインは3.2mm。これを超えると車本来の性能を引き出しづらくなります。とくに高速走行時、ウエットな路面でのブレーキ性能が極端に落ちるので3.2mmくらいを交換時期の目安にしましょう。
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