車の日常点検整備のすすめ

みなさん、車の日常点検整備を最後に行ったのは、いつか覚えていますか?日常整備点検とは、運転者自身が行う簡単な自動車の状態を確認するための点検です。

以前は「運転前点検」と呼ばれ、文字通り運転前に必ず行うよう指導されていましたが、現在は車の技術進歩によって、必要に応じて行う「日常点検」へ変わりました。※レンタカー・大型特殊自動車など事業用自動車は除く 
日常点検は、必要な時に行えばよいとされていますが、逆にいつ行えばいいのかわからず車検以来車の点検自体をしていない。という方ももしかしたらいるかもしれません。
ですが、自動車の整備は運転者の義務であり、万が一整備不良で事故がおきれば運転者の責任となります。日々の車の安全のため、洗車のついでなどきっかけを作って是非日常点検整備をお願いします。

日常点検整備って何を点検する?

日常点検の点検項目を忘れてしまった方のために、日常点検の項目を簡単に解説したいと思います。

1.エンジンルームを開けて点検

■ 点検項目

    ①ウィンドウォッシャー液の量を確認
    ②ブレーキフルードの量を確認
    ③バッテリー液の量を確認
    ④冷却水の量を確認
    ⑤エンジンオイルの量を確認

まずは、エンジンが冷えている時に行うエンジンルームを開けての点検です。点検項目ごとにご紹介します。

①ウォッシャー液が入っているタンクの蓋には、扇形の窓の形に噴水のようなマークが描かれています。このマークを目印に液量を確認しましょう。足りなければ、ウォッシャー液を補充します。

②ブレーキフルードは、タンクに書かれているMAX・MINの間にオイルの量があるかを確認しましょう。足りない場合は、オイル漏れの疑いもあるので、整備工場に相談しましょう。また、劣化してくると変色してきます。交換してすぐはほぼ透明で、時間がたつにつれ、黄色→茶色へと変色していきます。多くの車は黄色い状態であることが多いですが、茶色になっている場合は劣化がすすんでいますので整備工場に相談しましょう。

③バッテリーの側面には(UPPER LEVEL)と(LOWER LEVEL)という文字が書かれています。バッテリー液の量がこの中間より少ない場合は精製水や蒸留水の補充が必要です。ただ、バッテリー液は硫酸なので、取扱いに注意が必要。不安な方は整備工場に相談しましょう。

④冷却水の色は赤・緑・ピンク・青があります(輸入車などその他の色もあります)。タンクのLOWメモリに近づいたらそれぞれの色の冷却水をFULLメモリを超えないように補充しましょう。

⑤エンジンオイルの量は、オイルレベルゲージ、という金属の棒に付着したオイルで確認します。これを行う際には必ずエンジンを冷ましてから行ってください。オイルレベルゲージに付着したオイルがLとHの間にあれば適正量です。

2.車の外側を点検

■ 点検項目

    ①ランプ類の点灯・点滅・破損をチェック
    ②タイヤの溝の深さをチェック
    ③タイヤの亀裂や損傷をチェック
    ④タイヤの空気圧をチェック

つぎに車の外側を点検します。
①ヘッドライトやテールランプ、ブレーキランプなど、ランプ類が正常に点灯しているか。ひび割れやレンズの変色、破損がないかをエンジンをオンにして実際に点灯させて確認します。

②タイヤの溝にスリップサインが出ていないかを確認します。ただ、スリップサインが出るのは性能限界の残溝1.6mm。残溝3mmからタイヤの性能は大きく低下していくので、早めの交換をおすすめします。

③タイヤの亀裂や損傷がないか、タイヤの一部分(左だけ、右だけ)が摩耗していないか、などを全体的に確認します。

④タイヤゲージ(空気圧を量るもの)を持っていない場合は、タイヤの接地面がたわんでいないか目視で確認します。ただ、タイヤの空気が不足していると、タイヤの損傷や摩耗、最悪バーストに繋がります。燃費もわるくなるので、定期的にガソリンスタンドや整備工場でしっかり確認してもらいましょう。

3.運転席で点検

■ 点検項目

    ①エンジンのかかり具合はどうか・異音はないか
    ②ワイパーの拭き取りの状態は問題ないか
    ③ウォッシャー液の噴射状態は問題ないか
    ④ブレーキの踏みしろと効き具合は問題ないか
    ⑤パーキングブレーキの引きしろは問題ないか
    ⑥エンジンの低速・加速状態は問題ないか

最後に運転席での点検です。この点検は普段運転しているときに、違和感がないかどうか意識しておくと異常を早めに気付く事ができます。

エンジンがすぐかかるか、変な音がしないか確認します。

②ワイパーを使用した時にゴムの擦れた音がしないか、きちんと拭き取れているかを確認します。ワイパーは消耗品なので、半年に1度の交換をおすすめしています。

③ウォッシャー液がきちんと噴射されるかを確認します。

④ブレーキを踏んだ時に床とペダルの隙間が適正かどうか、きちんとブレーキが効いているか、を確認します。

⑤パーキングレバーは引きしろ、パーキングペダルは踏みしろが適正かどうかを確認します。

⑥エンジンをあたためた状態で、アイドリング時の回転を確認します。

おわりに

日常点検は、誰にでもできる簡単な点検ですが、これを定期的に行っていると車の故障・事故リスクが低くなります。もしもう少し詳しくしりたい、点検をしたら気になることがあった、という方がいましたらオートウェーブにお気軽にご相談くださいませ。
また、「国土交通省 日常点検」で検索すると便利なチェックシートやわかりやすい点検マニュアルもダウンロードできるので、こちらもぜひご活用ください。


こちらもお見逃しなく!