温暖化を防いで燃費が向上!エコドライブとは?

自動車とカーボンニュートラル

2021年4月、菅義偉首相は気候変動サミットで、2030 年までの温室効果ガス(GHG)排出の中期削減目標を「2013年度に比べて46%削減する」ことを目指すと表明しました。2050年までに「カーボン実質ゼロ」を宣言しているので、その中間目標です。

そもそもカーボン実質ゼロ(カーボンニュートラル)とは、温室効果ガスの排出量から吸収・除去できる量を引いた時に、実質ゼロになるという意味。完全に排出量をゼロにする事は現実的に不可能なので、除去吸収可能な量まで排出量を減らしていく努力をしなければなりません。

自動車産業でも、各国でガソリン車から電気自動車やハイブリッド車への移行が加速しています。たくさんの化石燃料を消費する自動車は、省エネ化推進の象徴ともいえるかもしれません。

日々自動車を運転する私たちは、何を気を付ければよいのか?

では、自動車の話に限って言うと、私たち個人で出来る温室効果ガス削減対策には何があるでしょうか。新しく車を購入する際、エコカーを選ぶという手段もあります。ですが、今すぐ誰にでもできる行動は、無駄な燃料消費を抑えて二酸化炭素の排出を削減する運転をすること。

そこで今回は、警察庁、経済産業省、国土交通省及び環境省で構成するエコドライブ普及連絡会が紹介するガソリンの消費を少なくして地球にもお財布にもやさしい運転方法「エコドライブ」をご紹介したいと思います。

エコドライブ10のすすめ

エコドライブとは、二酸化炭素排出量を減らすための「運転技術」や「こころがけ」のこと。実践すると、実際にガソリン代を減らす効果もあるので、是非はじめてみてください。

1.自分の燃費を把握しよう

どれくらいエコに運転できたかを、燃費を調べて数字としてハッキリさせるとエコドライブ効果が実感できて、継続の力になります。

燃費の計算方法としておすすめなのは「満タン法」
満タン給油をしたあとトリップメーターをリセットして次の給油までの走行距離を計測します。次の給油時に「走行距離÷給油で入ったガソリンの量」を計算すると燃費がわかります。

(例)500K走行後40L給油 500÷40=12.5km/L

2.ふんわりアクセル「eスタート」

発進するときは、急発進せずアクセルをゆっくり踏んで加速しましょう。5秒で20mに達する事が目安とされています。
※高速道路での合流など加速が必要な場合は状況にあわせて加速してください。

3.車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転

加速や減速を繰り返すと燃費は悪化します。走行時はなるべく一定の速度を保ちましょう。車間距離が短くなると、無駄な加速や減速が多くなるので、車間距離にも気を付けましょう。

4.減速時は早めにアクセルを離そう

信号がかわりそうな時、赤信号で停止することがわかったら、早めにアクセルから足を離しエンジンブレーキに切替え、速度が落ちてからブレーキを踏みます。そうすることでエンジン噴射がカットされ燃費を抑える事ができます。

5.エアコンの使用は適切に

エアコンの使用時はエンジンの負荷が増え燃費が悪化します。暖房のみの時はエアコン(A/C)をオフに。車内を温めすぎたり冷やしすぎたりしないよう心がけましょう。

6.ムダなアイドリングはやめよう

駐停車時のアイドリングはやめましょう。また、現在の乗用車は極寒地を除きエンジンのウォームアップは不要です。アイドリングせず、すぐに発進してください。

7.渋滞を避け、余裕をもって出発しよう

渋滞に巻き込まれると、アクセルとブレーキの操作を頻繁に行い燃費が悪化します。出掛ける前に道路状況を確認して渋滞を避ければ、燃料と時間の節約につながります。

8.タイヤの空気圧から始める点検・整備

タイヤの空気圧は1っカ月で5%低下します。空気圧が低いと転がり抵抗が増し、燃費が悪化するので月に1度は空気圧のチェックを行いましょう。

9.不要な荷物はおろそう

運ぶ必要のない荷物は車からおろしましょう。荷物の重さ、空気抵抗は燃費の悪化に直結します。スキーキャリアなどの外装品は使用しない時は外すようにしましょう。

10.走行の妨げとなる駐車はやめよう

迷惑駐車があることで、通行する車は減速と加速を繰り返し燃費を悪化させます。さらに渋滞を引き起こしたり、事故の原因にもなる行為です。

おわりに

今回は誰でもすぐに実践できるエコドライブについてをご紹介しました。もしハイブリッド車やEV車を運転していたとしても、自分や周りの車の燃料消費を抑えることは共通の命題です。地球にもお財布にも車にもやさしいエコドライブを実践していきましょう。


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